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FEのプレイ日記が中心。過去のプレイ記録は目次からどうぞ。
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プレイ日記の合間に雑記が入ると読みにくいのですが、思いついたら書いておきたいし、ごめんなさい。
一応今日は3記事立ってますので続けて読んでいる方はご注意。

「シャガールは悪人か」!
そんなことを真剣に考えていました。
善悪の判断ってそう簡単に付くものではないはずなのですが、FEにおいても一部ぼろくそに悪人呼ばわりされるキャラがいるので、そこに意義を唱えてみます。
で、何となくシャガールを挙げてみる。

シャガール(聖戦の系譜)は言わずもがな憎まれキャラですね。
・実の父を暗殺して王位を得た。
・主人公の親友であるエルトシャンを殺した。
・1年の約束に我慢できずグランベルに楯突いたせいで、国を滅ぼした。
憎まれる理由はこんなところですか。

でも、背景をきちんと見てみれば、彼を完全悪とは言えないはずです。
まず私が一番彼に理を感じた3番目の件を考えます。
シグルドは1年でアグスティを返還するとエルトシャンに約束しましたが、アグストリアではグランベルから派遣された役人が幅を利かせるようになっていったそうで、グランベル側としては返す気など毛頭ないわけです。アグストリア国民の不満は高まります。
国民の望みは、祖国を征服せんとするグランベルからアグスティを解放すること!もちろん、一刻も早く!
アグスティ王たるシャガールには、その望みに応える義務がある!
ゲーム3章での挙兵はどう考えても正当です。ここで何もせずシグルドの言う返還を待っていては、国民の支持を得られません。国はますます荒れるでしょう。挙句、結局はグランベルに征服され滅びることになります。

2番目の件。
そうして始まった戦いの中で、シャガールがエルトシャンを斬り捨てる場面が(一般的には)あるわけですが、エルトシャンやグランベル側に肩入れしているプレイヤーにはやっぱり許せないですよね。
でも客観的に見て、あれって当然じゃないですか?祖国を征服しようとするグランベル軍が、目前に迫る切羽詰った状態ですよ。向こうは王である自分を殺しに来るというのに、兵を退けなんて無茶な…。お友達と理想を語っている場合じゃないよ、エルト兄さん。国の存亡が懸かってる。
あくまで客観的に見て、この場面で愚かなのはシグルドとエルトシャンの方です。良い人なんだけどね、現実が見えてない。
ちなみにこの場面、ゲーム的にはプレイヤーが汚れ役を代わってあげることもでるようですよ。

あとは1番目の件。
これだけはちょっと欲出しちゃったね。弁護しきれません(イムカ先王が悪政でもやってれば別ですが)。マンフロイの口車に乗ってしまった哀れな結果と言えば若干の同情はできるかな…。きっかけはグランベルによるヴェルダン制圧だし。
あとひとつ、フュリーを騙してグランベル軍とぶつけたことも気に食わないという人がいるでしょうが、そこは卑怯と賢いの紙一重な部分なので問題にしません。むしろプレイヤー側もあれくらいのことはやらせて欲しい。

最後に。
一応言っておきますがエルトシャンやシグルドを批判するつもりはありませんよ。むしろ私だってシャガールよりずっと好きだし(苦笑)。ゲーム制作側もそこまで考えないで悪役として作ってるかもしれませんしね。

あまり固い考えで誰かを非難するのは人として偏っているよ、というお話でした。
考えてて結構楽しかったから、敵キャラ弁護はシリーズ化するかもしれません(笑)。

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» シャガールに道理あり
古い記事に失礼します。小生も聖戦の系譜をやった時に同様なことを考えましたので、記事を読んで嬉しくなりましたので一言。

1番目についても十分擁護できると思います。
というのは、ゲーム中で有力諸侯の妹であるラケシスが「シャガール王はご自分の父上すら手にかけたお方」と発言しているように、「父王殺し」が王侯間で噂となる(公然の秘密化)ほどであるのに、シャガールの王位継承について何の問題も生じておらず、ノディオンを除く諸侯は濃淡の差はあっても反グランベルで一致し、新王シャガールの対グランベル戦争の指令に従っているからです。もし、正当性に疑問があるような国王であれば、戦争のような重大な政策決定を円滑に行うことは困難であると考えられます。つまり、当時のアグストリアにおいては、1章から2章の間に発生したと考えられるイムカからシャガールへの王位継承は、暗殺の噂=前王薨去の不自然さでは揺るがないほどの正当性、あるいは支持を得ていたといえます。

このことから、大陸第二位の国力を持つアグストリア諸公連合には、元々親グランベルか反グランベルかという対立があり、一方の旗手が国王イムカであり、他方が王太子シャガールであったと考えることができます。そして、グランベルによるイザーク王国とヴェルダン王国の制圧、併呑は、ロプト帝国を打倒して以来100年以上に渡って安定してきたグランベルと周辺王国の秩序を根本から覆すものであった以上、グランベルに対抗できる国力を持つアグストリアがどの様なものであるにしろ一定の対応を迫るものだったと言えるでしょう。

そのような中で対立が頂点に達し、ノディオン以外の諸侯から支持を受けるシャガールが、マンフロイの助言もあって政権交代の挙にで、イムカがそれを拒否したために命を落とすという結果となったと考えられます。
ゲーム中では描かれていませんが、反グランベル路線を主張する王太子シャガールの一派が、あえて父殺し、王殺しの汚名を着てでも政権交代に動くほどの政治的緊迫があったのですから、逆に親グランベル路線を取る国王イムカの側も、シャガールの廃嫡や政治的権能の剝奪に動いていた可能性もあるわけで、シャガールの挙動には十分に理由あることといえると思います。

また、シャガール自身は彼なりにアグストリアの行く末を考えた、決して無能ではない人物だと思います。マクベスがごろつきを雇って村々を襲撃させていることを摑むやマッキリーに駆け付け直接叱責するなどしていますので。

長文失礼しました。
安思我良 2018/08/09(Thu)23:03:32 編集
» Re:シャガールに道理あり
>安思我良さん
古い記事にコメントありがとうございます。
同じような考えの人に巡り合えたことは嬉しいことです。
FEは悪役にも魅力的なキャラクターがいっぱいいて、こうやって色々考えるのも楽しいですよね。
最近忙しくてあまりブログの更新ができていませんが、またこんな記事も書いてみたいものです。
わさび 2018/08/10(Fri)08:14:42 編集
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